着物の作り手である私たちが忘れてはならないのは、それを着る人の気持ちになって仕事に取り組む心構えです。
そのためには柄の配置から、裁断、縫い、そして仕上げにいたるまで、細心の注意が必要です。そんな和裁の心と技術を高めていくには、よき指導者について、自分の能力を引き出し、磨いていくことです。基本的な練習の反復から、一枚の布地を自由自在にあやつれるようになるまで、和裁プロヘの過程は決して平坦なものではありません。目的に向かって、こつこつ努力することが必要です。
これから和裁の世界に入ろうという方に、この努力することと楽しさを教えていくと同時に、特に「和裁の心」というものを深く浸透させていきたいと思っています。
本学院は実技指導を中心に、少人数による徹底した教育を実践、職業に結びつく実践的な和裁教育指導を行っております。
和裁は一生の仕事、そして身につけられる技術として高価な財産となります。あなたも本学院で学び、和裁のプロとして自立してください。